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【「加賀乞食」という言葉にみる事業承継の秘訣】

こんにちは畠です。

少し前回投稿から時間が空いてしまいました。

「加賀乞食」という言葉があります。 石川家の県民性は貧乏になったとき物乞いをして生活をするという県民性を表したものです。

(余談ですが、その前後には「越中強盗」、「越前詐欺」という言葉があり、富山は強盗してでも生きる知恵があり、福井は詐欺をしてでも生きる知恵があるということに対して対比したものです)

事業承継の現場でよく失敗例として加賀乞食のような教育が散見されます。 いや、もっと広げて解釈すべきなのがお金に関する価値観のうまくなされていないことが多いと感じます。 親は子供に幼少期からお金の正しい価値を教えてる必要があると痛切に感じます。

例えばよく用いられるのが「魚を食べたいなら、魚を買い与えるのではなく、魚の釣り方を教えないといけない」というものです。 それが将来、子供を自立自活させるために行うべきお金の価値観の教育だと思います。

何故なら人生80年から100年時代。 20歳の成人までわが子として育て、成人後は20歳までの4倍あるいは5倍の人生を自らの手で生活していかねばならない。 親に先立たれた後自ら自立自活できる知恵が備わっていないなら財産を食いつぶすだけの悲惨な人生になりかねません。

事業承継においては今承継する事業をいかに成長発展させていくかという知恵が必要になってきますね。